2007/11/24(土)
最近、めっきり寒くなって来た・・・。
東北地方では、たった1夜で50cmも雪が積もったという。夏がうんざりする位に暑
かっただけに、冬は果てしなく寒くなりそうな予感がしている。
ま、一瞬メリハリが利いていて良いような気もするが、これでは日本の伝統である
四季の「 春 」と「 秋 」が感じられなくなってしまうからやっぱりダメだ。
これから本格的な冬を迎え、気温が低くなって来ると風邪をひく方も増えるが、先日
も話したインフルエンザウイルスが類をみない速さで感染していると聞く。
今年流行が予想されるインフルエンザウイルスは、主に3つ。
「 A香港型 ・ B香港型 ・ Aソ連型 」・・・の3種類である。
しかし、そもそもインフルエンザウイルスとは何で冬になると爆発的に感染するの
だろうか?
驚くべきことにインフルエンザとは、そもそも一般的な風邪とはどうも違うらしいのだ。
( 私は風邪と一緒だと思っていた・・・。)
インフルエンザとは体内へのウイルスの侵入により、いきなり38度以上の高熱が出
る症状のことで、風邪とはある種「 別モノ 」であるという。
もともとこのウイルスは、単独では生きられず温床となる寝床が必要なのだそうで
それが、人間の鼻や喉などの粘膜に入り込み体内を寝床として居座ることで高熱
などの症状を引き起こすことになる。
問題なのは・・・このウイルスの感染力だ。
さっきも言ったが、もともとウイルスは単独では行動できない。従って、何かに乗っ
て外を浮遊しなければ、人から人への感染は限定的になるのだが、その乗り物と
言うのが、咳やくしゃみなどの粘膜状の物体なのだ。
咳やくしゃみなどで飛んでくる、微細なしぶきの中にインフルエンザウイルスが1個
でも入っていると、それを吸い込んだ人の鼻や口や喉の粘膜内で強力に繁殖する。
1個のウイルスが感染すると、24時間後にはもらった人の体内で何と100万個にも
増殖するのだ。これはマサシク【 24( テゥエンティ・フォー )】ではないか?
ちなみにそのウイルスちゃんの画像がコチラ・・・
何だかレンコンの一種のようだが、こいつが誰かのくしゃみ一発で大量に空気中に
散布されているのだ・・・恐ろしい。 ( まるで最新の細菌兵器のようだ・・・ )
ところで、どうして冬に流行るか?ということだが、それは粘膜に乗ったウイルスが
空気中に飛散しやすい環境が冬に用意されているから、に他ならない。
そもそも、粘膜にのったウイルスが遠くまで飛ぶには、できるだけ空気が乾燥して
いる方が飛びやすい。紙飛行機を飛ばすのと同じと考えればわかりやすいだろう。
雨の日に紙飛行機を飛ばそうとしても飛距離は伸びないが、晴れて乾燥した日で
あれば遠くまで飛ぶに違いない。
それともう1つ、ウイルスそのものが活発に活動できる快適温度というのがある。
それが気温20度以下、湿度20%以下、と言われているのだ。
気温が低く空気が乾燥する冬のこの時期にこそ、インフルエンザウイルスが空気
中に大量に散布されやすくなるという、「 全ての条件 」が揃うのである。
では、この現代のナチュラル細菌兵器に人類はどう対処すべきなのか?
1番の防衛策は、うがい、と、手洗い、そして何より粘膜にウイルスを入れない
努力( =マスクの着用 )が何よりとのことだが、入ってしまった時のことも考えて
ワクチン摂取がやはり強力な対抗策となるのだ。
例年の10倍と言われるインフルエンザウイルス・・・早目のワクチン摂取が我々人類
には必要なのかも知れない。
ちなみにワクチンは冒頭のインフルエンザ3種類の混合ワクチンだから、どれが来て
も大丈夫らしい・・・ただ、ワクチンが体内に抗体として活動するようになるまでには
およそ2週間ほど時間がかかるらしいので一刻も早く打ちに行くことをオススメする・・・
今年の奴らは強力で御座るからなぁ・・・特にAソ連型・・・クレグレも御注意下され・・・。
ウエックショイ!! チクショ~イ!!