2007/11/05(月)
先週くらいのブログだったと思うが、古市さんが書いた『 1日30分・・・ 』という
本からの学びで、とにかく空き時間に勉強することに決めた為、次の日からほぼ
毎日ビジネス書を1冊づつ完読するようにしている。
ただ、長いこと継続させるコツとして決して『 無理をしない 』という点を古市さん
の本で釘をさされていたので、ビジネス書を読んだ合間や、少々疲れていてビジ
ネス書を読む気にならない時用にと、あるお笑い芸人さんが体験した事を本にした
『 ホームレス中学生 』という本を「おやつ代わり」に用意しておいた。
今日も移動時間や、ちょっとしたお昼の時間などを利用して早速ビジネス書を1冊
読破してしまったので、寝る前に少しだけ「おやつ本」を読んで寝ることにした・・・。
きっと適当なところで眠くなるだろうから、少しだけ・・・と思ったのが間違いだった。
何と一気に終わりまで全部読んでしまったのだ。(※今日は結果的に2冊読んでし
まった。)
ところで皆さんは、この本の作者を御存知だろうか・・・?
お笑い芸人の『 麒麟(キリン) 』という2人組の片方で、名を田村さんと言う。この
本のタイトル通り、彼が中学2年生の時に本当に起きた出来事をリアルに書いた
モノであろうが、こんなにも面白い(笑って泣ける)本は探しても中々みつからない。
私は基本的に「 本 」が好きだ。速読教室にも通っていたから、本を読むのは結構
早い方だと思う。
しかし、この本を読んでいると・・・途中でもったいなく感じたのか、早く読み進める
のは惜しいと思うくらいに、私は面白いと感じた。
特に、ハトの餌をもらって(=奪って?)食べた・・・所や、雨で体を洗うところ、ふり
かけのシーン等は、夜中であるにも関わらず声を出して笑ってしまったほどである。
また、ただのおバカ本でも無く・・・『 食 』に対する考え方はとても勉強になった。
それから、著者の人やモノに感謝する心は感動するし、戦時中のような飢えを本
当に体験しなければ描写できない内容からもかなりの部分がリアルであったと思う。
そもそも気分転換用に用意しておいたこの本は、あっという間に読んでしまった為
その役目を果たすことは無かったが、メインディッシュをも凌ぐ面白さであったことを
保証する。
私が本屋さんでこの本を見つけた時、既にベストセラー的な扱いの場所に置かれ
ていた(=通称:ひら置き)から、知っている人も多いかもしれないが・・・
まだ読んでいない人は是非、買って一読してみて欲しい一品である・・・。
『 味の向こう側 』・・・本当にあるのだろうか?そして私は行けるのだろうか?
今1度試してみようと思う・・・
しかし最後には「 田村頑張れっ!!」と思ってしまう・・・これは戦略なのか?
まさか・・・ネ。