2007/11/16(金)
先日、事業再生の専門家と事業が破綻した会社の経営者の方と両方の方にお
会いする機会があった。
最近の四半期の国内景況感は、GDPが数パーセント伸びているだとか、大手の
業績が拡大しているだとか言われているが、街で働いている人達の声はあまり
芳しくない。
政府の出す情報と、現場の人達の声とにギャップを感じるのだ。ま、格差社会だ
から仕方が無いのかもしれないが、何となく心もとない雰囲気である。
そんな中、「 事業を再生する人 」と 「 事業が一度破綻した人 」の対極にある
両方の人とお会いする機会があった・・・。
事業が破綻した人は、当時は大変だったがそこから色々と学ぶべき点があったと
話してくれた。一番大変だった時は人間不信になったり、生きる意味を見失ってし
まいそうだった・・・というリアルな話を聞いて、どちらかと言うと経営状態が上手く
いっている時の方が、悪い部分が見え難い状況なのだということが理解できた。
反対に、事業再生を職業とされている方に話を聞いてみると、これからもっと多くの
会社が破綻したり、倒産する時代に突入するでしょう、とのこと。(想像したくない。)
あまり脅かされては困るが、当社としても堅実な経営を心がけるべく身の引き締
まるお話を聞くことができた。
破綻した会社の方の話の中で、特に印象的だったのが・・・厳しい時に一番こたえ
るのが・・・「 人 」の問題だったと言う。
どこの会社でも、「 人 」にまつわる問題を多かれ少なかれ抱えているのだろうが、
最終的には厳しい状況の時にサッサと逃げ出していく人と、粘り強く残ってくれる人
の2手に分かれる・・・との事。
当社にも、過去の厳しい状況時に・・・本当に頑張ってくれた信頼できるスタッフが
数名であるが存在していることに、改めて感謝したい。
彼らの為にも、堅実に、おごる事なく、私自身成長して行きたいと思う。 ・・・感謝。