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驚愕の競売クライアント・・・の巻

                                     2007/11/20(火)
 
 
 
 
今朝、当社のクライアントの社長さんから私の携帯電話に連絡が入った・・・。

私はまだ、自宅にいたが・・・どうやら社屋がある土地・建物が競売にかけられる
ことになったと言う。私は、そのような事態になったことも、知り合いがそのような
事態になったことも無いが、「 競 売 」にかけられることが何を意味しているの
か?は少なからず理解しているつもりだ。

「 競 売 」とは、借りているお金が支払えない場合に担保として差し出したモノ
や土地を買いたい人にタタキ売って、借りていたお金の返済の足しにする・・・と
いう恐ろしいものである。

通常であれば、競売にかけられた土地でそのまま商売を継続することは難しい
・・・ということは、普通の人ならば皆さん感じることだと思う。

しかし、本日私にかかってきた電話の主は、非常に落ち着いていて、まるで「競
売」となったとしても全然困らない・・・といった感じなのである。

モチロン、電話の主が事態を把握できていない訳ではない。「競売」という事態
になってもどこでも商売を継続できるから問題ない・・・といったフテブテシサを感
じるのだ。

私は・・・このとき「 強いな 」・・・と思った。

このメンタルタフネスさは、今後の、いやこれからの経営者として、とても重要な
部分であると認識している。


北崎 拓 氏が書いた・・・「 ますらお 」という書籍を御存知だろうか?コミック化
されているのだが、私はこの本をおよそ10年前に読んで、今日と同じようなことを
感じたのを思い出した。

この本の内容は、戦国時代の源義経・・・の物語を描いたものだが、私はこの本
の後半で、主人公:義経が戦に破れ・・・逃げ延びる最中に、だんだんと気持ちが
弱くなっていく自分に気が付き・・・


  「 弱いリーダーの下についた部下は不幸になる 」 という事を悟る・・・。


この電話の主であるクライアントは今後、実際に競売になり、強制退去の日取り
が裁判所から連絡が来たら、何と・・・


折角だから「  競売セールをやって一儲けする  」 などと言っているのである。


普通のメンタルの持ち主であれば・・・競売になった人はオチオチ寝ていられない
であろうと考えるのが普通だ。

最悪の場合、夜逃げ・・・自殺・・・を考える人だっているに違いない。


このメンタルの方向性の違いはなんなのだろうか? この方と話していると・・・
少々考えさせられてしまう。


いやはや当社のクライアントには実に色々な方がいらっしゃるで御座るなぁ。


この方からは、人間は「 気持ちの持ちよう 」次第で、いかようにも「 その後 」
を変えられる。ということを教わった。


また、私も同じ経営者として・・・常に「 強 く 」あるべきだと改めて思う。


同じ状況であっても、そこにどのような意味をつけるかは、本人の考え方次第で
御座るから・・・


どうせなら、全部プラスに意味づけしちゃう方がいいに決まっている。日本中が
不景気になったとしても、みんなこの方のようにラテン系の明るさで「意味づけ」
することができたとしたら、きっと将来を悲観して自殺する人はいなくなるのでは
ないだろうか?そうなることを切に願う・・・。

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2007年11月22日 23:58に投稿されたエントリーのページです。

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