2007/02/13(火)
当社のスタッフには何度か話していることだが、「目隠しをして目的地に
辿り着くことは絶対に不可能だ」
人間は7回おなじ事を言われて初めて身に付くと言われているので、ブ
ログに書いてキチンと繰り返し見れるよう残しておこうと思う。当社のスタ
ッフで、今現在コレが出来ていない人は、今すぐ明確にしておいて欲しい
と思う。
どういう事かと言うと・・・自分が目指す場所を設定しなければ目的地に
行く事は絶対にできないという事だ。
皆さんがどこかに行きたい・・・行こう、と考えた時まず何を決めますか?
最初に決めるのは当然「目的地」である。
(タマに宛もなく旅をしたい等という輩もいらっしゃるが、今回私が伝えたい
事とは異なるので無視することにする。)
温泉に行こうと思ったら、最初に決めるのは「 どこの温泉に行くか? 」
であろう。
気が付いたら「温泉に入っていた?」なんて人がいたら、夢遊病の疑いが
極めて高いので、早急にお近くの病院に行かれた方がよい。
その後、いつ、誰と、どうやって、何で(=どんな交通手段で)、行くのか?
等の詳細を決め、実行し、そしてやっとその目的地に到着することになる。
これが、目的地を決め、そこに辿り着くまでのセオリーだ。
そこで、これを我々の人生の目標(=夢)への到達と重ねてみると何と!!
この大切な「 目的地が無い人 」がとても多い。
これは衝撃の事実だ。いつの間にか温泉に入っていた・・・とか、しらない
ウチにエジプトのピラミッドの前に立っていた・・・なんて事はありえないし、
あったら怖い。
だから、偶然、自分の夢が叶う・・・なんて事はありえない。
自分がそこに辿り着きたいと思うなら、辿り着きたい先を決めなければな
らない。それもできるだけ明確に!!
何故なら、アバウトな目的地はやはり到着できないように出来ている。
長い年月をかけ、人生の道のりを行くのに・・・「 あの辺に行きたい 」
・・・では、辿りつけるハズもなかろう。
いつまでに、どのような状態になり、どんな事を達成したいのか?そして
その時の状況をできるだけ詳細にイメージできる位に鮮明に目的地を明
確化することが、夢の実現にはとても重要な要素だ。
まだ、叶えたい夢が浮かばない人も、自分がこうなったら最高の人生だ
と考えうる自分の好きなこと、好きなもの、手に入れたい生活・・・等を突
き詰め思い浮かべていく事で、段々と自分が何を求めているのかが見え
てくる。
まさにこの作業がとても重要だ。この作業こそが人生の目的地(=叶えた
い夢)であり、これが無ければ始まらない。
そこで、アメリカの大学エール大学での面白い研究結果が出ているので
簡単にご紹介したい。
アメリカのエール大学の入学式の日・・・入学生全員にアンケートを実施した。
アンケートの内容はこうだ。
「 将来の目標・夢はありますか? 」
「 27% 」の学生は・・・【 無い 】と回答。
「 60% 」の学生は・・・【 短期でぼんやりしたイメージがある 】と回答。
「 10% 」の学生は・・・【 中長期のイメージは持っている 】と回答。
「 3% 」の学生は・・・【 夢を紙に書いて持っている 】と回答。
そして、およそ20年後・・・アンケートに答えた学生達がその後どうなって
いるかを追跡し検証したのだ。
その結果、27%の「無い」と答えた人達の多くは、政府からの何らかの
援助を受けていた。60%の「短期でぼんやりとしたイメージ」と答えた人
の多くはサラリーマンやOLになっていた。10%の「中長期のイメージは
持っている」と答えた人達の大多数は事業家に、残りの3%「夢を紙に書
いて持っていた人達は何と全員資産家になっていたという結果になった。
・・・とても有名な話なので知っている人も多いと思うが、「目的地」を明
確化する事の重要性が少なからずご理解頂けたと思う。
目的地を決め、いつまでにそこに行きたいかが決まらなければ、どうや
ってそこに行ったらいいかはズッと解らないままだ。
そんな状態で、目的地に辿り付けるハズがない。目隠しをした状態では、
将来あなたがどこに辿りつくかは全く解らない。まさにお先真っ暗だ。
大切な一生を私のドライバーショットの様な状態にして良いであろうか?
否、良くはないハズだ・・・。
マズは、目的地を明確にしてみてはいかがだろうか?
決して、「目的地はボールに聞いてくれ・・・」と言っている人生にはなら
ないで頂きたい。