2007/06/27(水)
オフィスの移転にともない、7月末までに現オフィスが閉鎖される為・・・色々な
仲介業者にオフィス探しを手伝って頂いた。
その際、さまざまな仲介業者の営業マンと御一緒させて頂いたのだが、その
中で1人、気になる発言をしていた営業マンがいたので、今回のテーマとさせ
て頂くことにした。
それは・・・まだ不動産仲介の世界に入って数ヶ月という24歳の担当さんに・・
オフィス物件を案内してもらった時のことだ。
その日はとても暑く、急な案内を依頼したにもかかわらずスピーディーに対応
してくれたこともあり、遅めのお昼を一緒にとりながら色々と話をすることにな
った。
私は・・・どうして不動産仲介の仕事をやってみようと思ったのか?とか、この
仕事の前は何をやっていたのか?などを聞いてみた。
すると彼は、以前はフリーターだったが、先輩が不動産の世界に入り・・・面白
そうだったし、先輩でも宅建の資格がとれたのだから宅建免許なら自分でも簡
単に取得できるだろうと思って勉強した。
そしたら本当に宅建の免許がとれたので、今年の春から不動産仲介の会社に
入社して働いている・・・との事だった。
外見は本当にフリーターっぽさが残る若者だが、素直さがあって好感が持てる。
しかし・・・次に私が、彼の将来の話を振ると・・・その答えにガッカリした。
私は、不動産の世界は仲介よりも売買の方に大きなチャンスがあるから・・・・
将来はそちらの世界で活躍して、大富豪になっちゃったらどうか?という話をし
たその瞬間・・・
『 無理です!! 自分には絶対に無理ですよ!! 』と、本当に自分にはそ
んな事はできっこない・・・絶対に不可能だ・・・と本気で考えているようだった。
これは、24歳にして自分の将来を自分の手で抹殺しているようなものだ・・・。
私は 【 やってもみないうちから無理です。 】という人間が大嫌いだ。
なぜなら・・・可能性は誰にだって確実に存在しているのに、目指す前から諦め
ていたら、その確実に存在している可能性(ゼロではないという可能性)を自分
の手で既に放棄してしまっていることに他ならない。
自分の可能性を自分すら信じてあげられなかったら、誰もあなたを信じてくれや
しない。
だから自信がない若者より、何だか解らないが根拠のない自信に満ち溢れて
いる若者の方が魅力的だし、可能性を感じさせてくれる。
しかし、彼のように・・・端から【 自分にはムリ 】と決め付けている若者には私
は魅力を感じることができない。
今・・・現に成功している人であっても、彼ぐらいの年齢で成功できると100%確
信できている人なんていないのであって、できるかな?できないかも?いやで
きる・・といった精神的なせめぎあいの中で、色々な問題や苦労を乗り越え、最
終的に自分の可能性を信じて継続できたからこそ成功に至っているのである。
年齢は若ければ若いほどその人が成功する基本的確率は高くなる。
90歳のおじいちゃんが・・・
『 よっさ・・・ほんならこれから成功に向けてがんばっちゃる。わしにだって可能
性はあるからのぅ・・・ 』と言って、ビジネスを始めるのと
24歳の若者が・・・
『 僕には夢がある。だから何が何でも不動産売買事業を極めて100億円という
お金を手に入れてみせる。そして、そのお金で不遇な人達の為に貢献するんだ。』
・・・と言ったとしたら、あなたならどちらに可能性を感じるだろうか?
答えは言わなくても解るだろう。もちろん90歳のおじいちゃんでも可能性を否定す
ることなんてできない。
要するに私としては、ただでさえ無限の可能性を秘めている20代や30代の若い
人達が、自分で自分の可能性を否定するような考え方を持って欲しくないだけで
ある。
もっと、高い志をもった若者が、ギラギラした目で仕事をする日本になって欲しい
と思う。
自分には無理だなんて・・・言うな。