2007/06/01(金)
6月の初日・・・毎月恒例のコミット発表を行い時間に追われながら仕事を進
めていると、アッという間に夜になった。
私は、同じ年の経営者仲間からの相談を受け恵比寿にあるシャンパンBAR
に立寄ることにした。
このお店は恵比寿駅から程近い場所にあり、落ち着いた雰囲気と豊富なシャ
ンパンを楽しませてくれる大人な雰囲気のBARで私はとても気に入っている。
しかし、本日の打合せは折角の雰囲気とは反対に、とてもヘビーな内容で・・・
とてものん気に楽しめる状況ではなかった。
私は、できる限りのアドバイスを提供したが、根本的な解決に至るまでには
まだいくつもの問題をクリアーしなければならないと感じた。彼には相応の
努力と負担がしばらくの間必要となるだろう。
こんな場面に出くわすと、私はいつもサラリーマン時代に会社から回ってきた
一枚の紙を思い出す。
そのA4版のコピー用紙には次のような中国のことわざが書かれていた。
『 ある人に魚を1匹与えれば、その人は1日食える。 』
しかし・・・
『 魚のとり方を教えれば、その人は一生食べることができる。 』
私は・・・友人や知り合いなどが相談に来る難しい話については、1日を凌
げるような一時的な対処法は意味が無いと思っている。
だから・・・その時点では即時解決できなくても、その問題を最終的には解
決の方向へ持っていけるやり方を一緒に考え、相談にのるように心がけて
いる。
一時的に友人を助けることは、実は何の問題解決にもならない。それよりも
根本的に解決する為の方法に知恵を絞り、手助けをし、彼自身の力で解決
できる道をみつける方が重要である。
経営を続けていれば、今後色々な場面や状況に出くわすだろう。私だって
いつ相談する側の状況になるか解らない。
友人達の会社が上手く問題を解決して元気になったら、今度は魚の取り方
を私が教えてもらわないとね・・・その時は、1匹じゃ・・・許しませんぞ!!