2007/06/02(土)
内閣支持率がココのところ大きく低下している・・・といったニュースがあちら
こちらで報道されている。
小泉内閣から安倍内閣に変わってからおよそ半年が経過したが、その中でも
今現在の内閣支持率が発足以来最低水準に落ち込んでいるらしい・・・。
ただ、大臣の度重なる失言や自殺など、災難続きと言えなくもないが、よくよく
考えてみると全て身内から出火している火事に大やけどを負っている状態だと
言える。
しかしながら、ココのところの問題発生に対する安倍首相の明確な、それも強
い意思が見られないことに対する失望もあっての支持率低下であろうが・・・
身内からの追い討ちというか、自民党内(=同じチーム内)から更に足を引っ
張られる光景をまたまた目にしてしまった。
もし自分が同じ立場だったとしたら・・・今の状況下においてこそ・・・見方の援
護が一番欲しい時だと思うのだが、自民党の某幹事長からは『 首相の考え
は間違っている 』的な発言がこのような状況下においても堂々と報道されて
いる・・・きっと安倍さんの心中は穏やかでは無いだろう・・・。
しかしこれでは自民党という組織そのものに問題があるように思えてならない。
正直・・・これだけ内部に足を引っ張る人が溢れている状態の渦中にいる安倍
首相には・・・少し同情したい気分である。
味方に後ろから撃たれている状況・・・とでも言うべきか?
何か問題が発生したら・・・もしくはそのチームに問題が生じた場合。同じチーム
のメンバーが団結して協力し合う組織に投票したいと考えるのは、とても自然な
事だと思う。
従って、首相の支持率と共に、このような組織(=今の状態の自民党)の支持
率も同時に低下しているのだと言うのに・・・その事にまったく気付いている様子
が自民党の幹部には今のところ無い。
何しろ私が目にした自民党幹事長の発言は、つい最近のことであることからも
今団結することの必要性に気付いている様子は全く見当たらない。
かと言って・・・最大のチャンス到来の野党である、民主党の力強さもないから
どうしたものか?
こうなったら『 開き直り度 』 と 『 頑固さ 』が気持ち良いくらいに面白かっ
た小泉さんにもう一度戻してもらった方が、国会を見ていても面白いと私は思う
のだが・・・皆さんはいかがだろうか?
今の安倍内閣を観ていると・・・誰も自分のところのTOPを助けようとしない組織
・・・その象徴としての自民党を観ているようで痛々しい。
困った時ほど協力できる組織でありたい。 そう願うばかりだ・・・。