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『 国への依存 』と 『 年金問題 』

                                      2007/05/29(火)

                                    

私は、大学3年生に成り立ての1人暮らしをしていた20歳の時・・・国民年金を集
金に来た女性担当者の方にこう言ったのを今でも覚えている。

『 私は将来・・・親にも・親戚にも・会社にも・国にも・・・面倒を見て頂くつもりは

ありません。 老後の生活資金は、年金というシステムではなく、55歳までに獲

得した資金で生活していきます。 だから国に依存するつもりも、国が用意した年

金制度に頼ることも考えていない。 』


今・・・社会保険庁が起こした5000万件の保険料DATA喪失問題で国会が大騒
ぎになっている様子を見ていて、自分のしていた事が決して褒められることでは
無いが、そもそも依存する・・・という意識が最初から無かった点については、ある
意味間違っていなかったと再確認することができたと言える。

年金のシステムというか・・・税金もそうだが、自分達が苦労して集めたお金以外
で集められた資金については、役人というかそれを扱う部署や機関が、金額が莫
大な金額だけに、どうしても流用したり横領したりしているように思えてくる。

天下り先の公益法人等の費用は全て国民の税金を元に運営されているし、そう
いった機関の全容はいつまで経っても表に出てこない。つまり、集めたお金を流
用している部分はあると考えた方が懸命であろう。

社会保険庁にしても、保険年金でありながら無駄な投資(=マージン収入)を行
ったり、必要もないものに100億円以上のお金を使っていたりする。国民がコツコ
ツ給与の中から積立てて集まった年金額はとても大きい為、それに群がる人達
は沢山いるのだろう。

例えば・・・社会保険庁は年金積み立て金の中から3781億円もの建設コストをか
けながら、経営悪化を理由に地方公共団体に1万円という値段で売却している。
民間企業ではこんなことはあり得ない。

このような事を挙げればキリがないが、そもそも私は年金について少なくても最初
から期待してはいない。

依存心が高ければ高い人ほど・・・今回のような年金DATA紛失については死活
問題となっているだろうし、生活のほとんどを年金でまかなおうと思っていた人に
とっては、かける言葉もない。

人にはそれぞれ考え方があるので、私の『 最初から依存しない 』という考え方
の人の方が少数派だと思うが・・・ただ、コレだけは間違いなく言える。


           『 何かに依存し始めると弱くなる。 』


何かに依存するということは、自分ではコントロールできない・・ということを意味
する。

自分の人生を力強く生きていく上では、自立した考え方が必要であり、自立する
ことで自分の人生をコントロールすることができるのだと私は思っている。

会社に依存する。国に依存する。親に依存する。 私はどれも嫌いだ。

親に依存している人は・・・親が亡くなったらどうするのだろうか?
会社に依存している人は・・・会社が倒産したらどうするのだろうか?
国に依存している人は・年金が支払われなくなったり、国がデフォルトしたらどう
するのか?(※年金制度が約束どおり支払われる可能性はとても低いと考えた
方が良いだろう。)

結論としてできるだけ【 依存 】しない方が何が起きても怖くない状態と言える。

つまり・・・もし、あてにしていない年金がプラスアルファで入ってくるのならばそ
れはそれで問題はない。最初からあてにし過ぎるから深刻な問題となるのである。


今のうちから、できるだけ・・・何事にも『 依存しない 』体質作りをお勧めする。


しかし・・・国民年金の集金のおばさん・・・妙に納得して集金を諦めて帰ってしま
ったのが印象的だった。オフィスに戻って・・・一体何て報告したのだろうか・・・。

ちなみに学生時代の2年間以外のサラリーマン以降は、給料天引きの為ちゃーん
と年金を支払っていることになっている。私の年金?ゼロ以上なら嬉しいね。

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2007年05月30日 05:18に投稿されたエントリーのページです。

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