2007/05/27(日)
企業に重要な人員の『 質 』について特に大切だと思う部分を昨日の続編と
して少し補足しておこうと思う。
人を育てるとは具体的には、社内にリーダー(中間管理職)を増やす事を意味
する。
では、リーダーとはどんな人が就任すべきものか?という事になるが、そういう
ことを尋ねるとよく出てくる答えとして・・・
『 責任感 』のある人・・・という答えがある。 というか・・・実際はほとんどの
回答がコレであると言っても過言ではない。
ただ・・・一概に責任感と言っても、そのレベルというか段階は様々であり、どの
ような状態を責任感が強い・弱い・・・というのか?判断基準は非情にアバウト
である。
通常・・・営業会社であるならば当然1ヶ月の目標数値があり、その個々の人
員の目標数値の合計が営業チーム全体のチーム目標となる。チームの責任者
=リーダーは、そのチーム全体の数値に対して最終的な責任を負っていること
になる。
従って、最も重要なチームのリーダーの責任とは、目標であるチームのミッシ
ョンの達成に他ならない。
責任感の強いリーダーであればあるほど1ヶ月の間に何とかチームの目標を
完全に達成しようとチームの人員への指導や戦略・戦術・訓練に至るまであれ
これ思考を巡らせて達成に近づけていく行動をとることになる。
そして現場のリーダーにチーム運営と共に同時に求められるモノが、自ら動く・
・・ということだ。
しかしながら、このチームの運営が上手くできないリーダーが実に多い。チーム
として1つの目標に向かい、チーム全体で1つの目標を達成しようという意欲が
欠けているのだと思う。
もしくは、どうやってそのような組織を作ったらいいかが解らない・・・という所が
実は本当のところなのかもしれない。
しかし、解らないからこそ・・・解るようにもがいて苦しむことでその者の成長が
得られるのだと私は思っている。
そして、何と言っても最終的にリーダーをリーダーたらしめる最大の要素として
私が最も重要だと思う点は・・・『 諦めの悪さ 』だと思っている。
どんな組織であっても真の活躍するリーダーというのは、本当に諦めが悪い。
最後の最後の・・・本当にもう達成するのは無理なのでは?と思えるギリギリ
のところに立っていても、達成を信じ、達成に向け動ける人でないと、真のリー
ダーにはなれない。
そして真のリーダーである証として、チーム内に真剣にやっていない部下がい
ると腹が立つハズなのである。手を抜いている部下がいると腹が立つ。これは
前提として自分が一生懸命に、そして真剣に目標に向けて動いていなければ
現れない現象だから・・・観ていてとても解りやすい。
簡単に言うと・・・怒っていない、怒れないリーダーはチーム運営を真剣にやっ
ていない・・・と言える。
これが本当に当てはまるかどうか?は、現に今現在リーダーの人がこの文章
を読めば簡単に理解できるハズである。 胸に手を当てて自分はどうか?と考
えてみるだけで良い・・・自ずと理解できるに違いない。
諦めの悪さ・・・こそリーダーの資質には最も重要だと考える理由は簡単だ・・・
次の質問に答えてみるだけで良い。
『 あなたは簡単に目標を諦めるリーダーについて行きたいと思いますか? 』
恐らく思わないハズだ。 リーダーとは、チームの全員が諦めていても・・・達成
を信じられる人で無ければならない。 つまり、そうある為には達成が難しいと
考えられるその時点で・・・どうすれば達成可能であるか?という可能性を常に
計算している必要があるのだ。
最終日にあといくらあれば達成できる。だから、次のような行動をとる以外には、
達成できる可能性は無い・・・というように常に・・・【 達成するには? 】という
前提で物事を考えられるようにならなければならないからだ。
また・・・本気で最後まで目標を追っていると、通常では考えられない『奇跡的』
な場面すら目撃するようになる。これは本当に不思議だが、諦めていないチーム
からは多々目にしたことがある。
目標を最後まで諦めない姿勢が奇跡の逆転劇を生む・・・ということは・・・実は
色々な世界で起こっている現象であるが、目標を早々に諦めていたり真剣に取
組んでいなかったりすると、不思議なことにそういうモノを目にすることはない。
こういった諦めないチームの奇跡というのは、プロ野球とは違い一度負けたらハ
イそこで終了・・・という高校野球の試合などで特に起こりやすい。9回2アウトか
らの逆転劇は枚挙にいとまが無いほどである。
従って、リーダーとは・・・
『誰よりも目標達成に真剣に取組み、絶対に最後の最後まで達成を諦めない』
人であると私は思っている。
そして、本当に充実した人生を歩みたければ、仕事においての達成感を毎月味
わいながら生きることだ。多くの人の人生においては、学業を終えた後の人生は
仕事をしている時間が最も長くなる。人生に占める割合が最も大きいのだ。
『 仕事を充実させること 』 = 『 人生を充実したもの 』となる。
誰もが達成は困難ではないか? ・・・そう思えても1人、達成を疑わない人が
チームには必要だ。
ご多分に漏れず・・・当社スカイオフィスにも、そういったカッコイイ・リーダーが
必要である!!
求む!! カッコイイ人!! ん? 何か怪しい求人広告みたいだな?
では・・・
いでよ!! カッコイイ人!! ん? 何かおかしな魔法使いみたいだ・・・。
それなら・・・
育て!! カッコイイ人!! ・・・何か無責任で他力本願っぽいな・・・。
ま、何はともあれ・・・傍から観ていてカッコイイ人材こそが・・・これから成長
していく企業には必要不可欠なのである。
ただ、それが言いたいだけなので御座ったよ・・・長っっっ。