2007/05/26(土)
景気は回復していると政府が声高に言っているが・・・我々が日々目にする現場で
は多くの中小企業が苦しんでいる。そんな現状を目の辺りにすると・・・どこか矛盾
を感じざるを得ない。
しかし、会社というのは結局は【 人 】によって形作られているということを踏まえ
て考えると、自ずと答えは浮かび上がってくるものだ。
最近は数年前からのリストラの反動などで、どこの会社も人手不足になり失業率
や学生の就職率が軒並み改善しているが、『 数 』の埋め合わせは何とかなった
としても・・・『 質 』の埋め合わせは、そう簡単に行えるものではない。
・・・では、伸びる会社とそうでない会社の違いは何だろうか?
1つは、スタッフの育成が上手いかどうか?もしくはそういう環境・システムが構築
されているかどうか?が大きな要因であると私は感じている。
つまり伸びる会社は『 質 』の部分に本気で着手している会社である・・・と私は
思う。どれだけ人を増員しても、仕事がデキる人員に育てることがかなわなけれ
ばその会社の負担は増える一方だからだ。
もっと解り易く言うとデキない社員の増員は、ただ負担だけが増える事を意味する。
・・・で、あれば増やすだけ全く無駄だし・・・マイナスだ。
「 枯れ木も山の賑わい 」とは昔のことわざだが、会社内に枯れ木ばかり賑わ
っていたら・・中小企業などアッと言う間に地獄行き・・・である。
従って、私は・・・中間管理職=現場のリーダーを育てられない会社は、結局は
大きく飛躍することができない・・・ということに、恥ずかしながらようやく気が付き
始めた。
頭の中では解っていても・・・本当に理解するところまで行っていなかったとい
のが本当のところだ。
経営を始めて約6年・・・このような事が起業した当初から解っていれば、今余計
な苦労をしなくても済んだと言えるのだが、どうやら人生は本当の意味あいを自
分自身で経験できるように、ある意味システマチックに動いているようだ。
そして、もう1つ大切なのが・・・『 売れる仕組み作り 』(=仕掛け)を会社が用
意しているか否か?という点だ。
中小企業は特に・・・この『 売れる仕組み 』が無い会社が多い。というか多過
ぎる。
実は、偉そうに言っている当社スカイオフィスにも、残念ながらその仕組みが無か
った。
だから、日々の売り上げに一喜一憂し・・・苦しい経営体質にて余計な苦労をして
きたと言える。
しかし、遅まきながら痛い思いを繰り返す中でようやくこの・・・
『 人材の質 』 と 『 売れる仕組み 』に着手することができるようになった。
これからのスカイオフィスの飛躍を楽しみにして頂きたいと思っている。
そして、このような事をブログとしてまとめていると【 理解する 】とは【 知ってい
る 】という事とは全く異なるものだ、ということを改めて痛感させられる。
知っていたって行動に移すことが出来なければ【 知らないのと一緒 】なのである。
結局は・・・やったか? やらなかったか? この2つからしか、答えを見つける事
はできない。 だから・・・私はヤルことに決めた。 ご期待あれ!!