2007/04/29(日)
天気の良い日曜の朝は本当に気持ちが良い。 庭の花や木や植物も何だか力に
溢れている感じがする。
しかし、そんな気分を一掃するTV番組がやっていた。 あまりジッと観ていることが
出来なかったのでとびとびの情報となり、国や地名は解らないがあるヨーロッパの
国で砂漠化が進んでいるという。
自分の家の庭をみた直ぐあとなので、どうにも実感が沸かないが、一昔前に川の水
を使いすぎて、湖が干上がり2001年頃から砂漠化が急激に進んだという。
TVに映っていた現地のおじさんは、自分の家が屋根まで砂で埋まってしまっている
のを指差し、昔は家の直ぐそこに港があって、親戚が沢山集まってワイワイやってい
た・・・と懐かしそうに言う。
その家が映っている映像はどうみても本格的な砂漠だ。 しかも昔あった湖はいわゆ
る塩湖であり、吹き付ける砂には大量の塩が含まれている。その塩の砂を体に受け
続けると様々な皮膚病や内疾患を患い、そこに住まう人々の健康に甚大な影響を及
ぼしているという。 悲惨な光景だ。
しかも気になるのは、昔ここに湖があったんだよ・・・と言って見せていた写真の日付
が2001年となっていた点である・・・。これって昔と言うのだろうか?彼らが並んで
家の前に立っている写真がTVにも映っていたが、その後ろには確かに湖らしきもの
が映っている。
まるで魔法使いによって湖が一瞬にして消し去られた町の、被害者の声を聞いている
ようだ。
そこから、日本人宇宙飛行士の野口さんのインタビューに切り替わり・・・
『 宇宙からキレイな丸い地球を観た時に・・・この丸い塊の中に全ての資源と人が
いて、この丸い外には資源はない。だからこの中の資源って、本当に限られたも
のなんだ・・・というのが良く解るんです。 』
『 我々は、この限りある資源を、ちゃんと次の世代の為にとっておいてあげなくては
いけないと思います。 』
・・・と言っていた。本当に、真剣にそのことを考えなければならない時期に来ている。
だが、このようなあまりに大きな問題に対して、私1人が何かをしたところで、何も変わ
らない・・・と思う人が多いと思う。 それは、人は大きすぎる問題に対しては自分には
関係ない・・・と考えてしまう傾向があるからだ・・そこで、以前のブログで書いた、ハチ
ドリの話を思い出して欲しい。
山火事が起きて、動物達は我先にと逃げていくが、そんな中、小さなハチドリがこれま
た小さなくちばしの中に水を含み、それを燃え盛る山火事の中に何度も運んでいると
いう絵本だ。動物達は皆、そんな無駄なことをしてなんになる?と笑ったが、ハチドリは
『 僕は今、僕にできることを精一杯しているだけだ 』と答えている。
このハチドリの話から・・・私も、今自分にできるどんな小さな事でも良いので、何かしら
始めてみたいと思う。
このTV番組の最後に、とても印象的な言葉が流れていた・・・・・・。
【 地球にとって、人類の誕生こそが史上最大の不幸だったと言わせたくない。 】
本当にその通りだ・・・このまま温暖化や砂漠化、動植物の絶滅などが進めば、本当に
地球にとったら、我々人間は地球という体に寄生する害虫でしかないのかも知れない。
何しろ、冒頭に出て来ていた砂漠化した町も、もとはと言えば、綿花を栽培する為に川
の水をとりまくったのが原因である。つまり、人間の商売の為に砂漠化が引き起こされ
たということだ。まさしく害虫の仕業なのだ・・・。
せめて良い害虫もいたな・・・と言わせねば。 誰が言うのかは不明だが・・・。
ようし!! ではマズは・・・
早速、何から始めようか考えたところ・・・マズは、庭の植物をドンドン増やしていくことに
した。自分の吸っている酸素くらいは自分で何とかしようというものだ。おや?バカにする
御方がおられますか? 何の、これだって日本人全員が同じ事をすれば、相当のCo2削
減になるハズなのだ。(花屋さんはもっとココをアピールして欲しいものだ。)
それから、食べ物を粗末にし過ぎている自分から、食べ物を残さないようにしよう。食べ
られない人がいることを考えると、あまりにも酷いことをしている。そういう訳で・・・・・・・
私も含めて日本人は一回、食べ物が満足に食べられない国に強制的にホームステイ
するようにしたら良いと思う。そうすれば、年間数百万トンもの廃棄食材が驚くほど減少
すると思うのだが・・・。兵役ならぬ食役ってのが今の日本には必要なんだよね。
ただ・・・パンツが葉っぱとかはチト困りますな・・・。 今日もTVを観る前の朝食でホット
ケーキを一切れ捨ててしまった・・・。害虫Aとして、今のこの時点から、残さないように
頑張りたいと思う・・・。
いつの日か、害虫と呼ばれなくて済むように、皆さんは何から始めますか?