2008/01/30(水)
中国の食品加工工場で製造された餃子を食べた人の被害が拡大している。
どうやら・・・事の発端は、昨年12月28日の親子2人が食べたJTが販売している
冷凍餃子から検出された高濃度の使用禁止農薬が原因と特定されたようだ。
しかし、この農薬が原因と特定され・・・商品が回収されるまでに実に1ヶ月以上
もの時間がかかっていることからも、被害が拡大した最大の原因は・・・
病 院 → 保健所 → 生 協 → 役 所
の各ポイントで起きた、リレーションミスのようだ・・・。 要するに各所で起きた
小さなミスが重なっての被害拡大と言えるのだろう。
こういう事件を目にすると・・・いつもハインリッヒの法則の事を思い出す。
ハインリッヒの法則とは、別名・・・1:29:300の法則とも言われているもので、一言
で言うと「 ミスが起こる過程を確率で示すもの 」である。よく建築現場などで多様
されていると聞く。
1件の重大な事故が起こる際には、同種の軽微な29のミスが背後で起こっていて、
その軽微なミスの前には、300もの小さな異常が起こっている。
・・・とする法則で、今回の餃子の件に関しても、これに近いケアレスミスの連鎖が
結果的に被害の拡大を招いたのではないだろうか?
しかし、中国から輸入される食品で死んでしまう人が世界各地で発生しているとな
ると・・・ただ単に安いからといって購入するのは危険なように感じられてしまう。
健康や命でさえも・・・コストと無関係では無さそうで御座るなぁ・・・怖い怖い・・・。