2008/01/03(木)
新幹線の移動中に読んでみようと手にと取った雑誌を、久しぶりにのんびりと
した時間がとれた今日、何気に目を通してみた・・・。
見出しに・・・「 下流の未来 」と大きく書かれている雑誌だ。その見出しには
ここ最近、20代~30代の労働環境が急速に悪化、いくら働いても生活が楽に
ならない「 ワーキングプア化 」が激しく進行している・・・と書かれている。
会社を経営している立場としては、昨今は強烈な売り手市場(就職しやすい状
況)であると認識していたのに・・・実に「?」な見出しであると感じた。
ただし、主観だけに頼るのは危険なので、なぜ?若い人の労働環境が悪化し
ているのか?少々気になったこともあるが、多角的な見方ができるように自分
の知識に取り入れてみることにした。
すると・・・若い20代のうちに転々と職を変えたツケで、30代になって就職先が
なかなか決まらず、その内に家賃を滞納・・・退去勧告・・・ネットカフェ難民と
なり、住所がなくなることで更に就職が難しくなり、やがて路上生活者になって
しまう・・・というパターンで段々と人生を転げ落ちていくようだ。
このケースで紹介されていた方は、早稲田大学という立派な大学を卒業し、某
大手流通会社に就職するも半年足らずで退職し、転職を繰り返していたそうだ。
現在34歳・・・今の私からすると考えもつかなかった現実だ。
その他にも、30歳で路上生活をしている男性や、20代でネットカフェ難民を経験
している無職の女性など・・・いくつかのパターンを解説していた。
ネットカフェ難民やらマック難民やらファミレス難民やらという言葉をよく聴くように
はなったが、このようにリアルに解説されると、そういう若い人が増えている社会
が少しずつ広がっているという実感も沸いてくるから不思議だ・・・。
普通の生活ができている我々であっても、いつ病気や事故、その他の原因によっ
て今までの生活ができなくなるやも知れぬご時世でござるからして、こういった
情報で世の中の動きを仕入れておくのも良い勉強になったで御座るよ。
備えあれば憂いなし・・・で御座るな。