2007/10/03(水)
政府や日銀の発表するココ最近の国内景気について、ゆるやかに回復とか
景気横ばい・・・などと発表されているが、我々が普段からお付き合いさせて
頂いている小規模店舗や小規模オフィスの経営者の方々の話では、政府が
認識しているほど、国内の景気は良くないことを実感している。
マスコミも疑問に思ったのか、街角での景況感をインタビューするニュース番
組もチラホラ見かけるようになった。
そこでは、「必要なものしか買わなくなった」「物の値段が高くなっている」「外
食しなくなった」「遊びに行かなくなった」「贅沢品は買えない」などという意見
が多く、多くの方々が実際には景気が良くなったとは感じていないことが伺え
る・・・。
当社のような会社としては、オフィスを増強して頂いたり、店舗を新しくOPEN
させて頂くのをお手伝いするのがメインの業務になっているので、景気が悪化
して消費が伸びないと、間接的に当社の仕事も減ってしまうことになる。
結局、消費が悪化するということはモノが売れなくなるということだから、企業
や店舗の業績は悪化する。するとそこで働く人の給料が低下・・・給料が低下
すると消費が落ち込む・・・といった負のスパイラル構造になっているうような気
がしてならない。
そうなるとやはり、国内の需要低下は今後しばらく続くのかも知れない。
海外・・・それも中国やインドといった、経済発展著しい国と商売をしている一部
の企業以外は厳しいタームになったと言えるだろう。
これから始まる淘汰の波を賢く、手堅く、確実に乗り切っていくタフネスさが、今
の中小企業には求められるかもしれない。
淘汰の後には、繁栄がまっているのだから・・・ココは堅実なる経営努力を続け
ていきたいと思う。
最近つくづく思うことで御座るが、もっと早く知ってればなぁ・・・と感じることが
多くなっている。
経験とは・・・こういう事の繰り返しをもって積み上がっていくものだから仕方が
ないのかもしれないが、やっぱりデキルだけ知っていたいと思うよね。
だって今の時代は・・・知らないことこそがリスクなんだから・・・。