2007/04/24(火)
昨日の新人研修最終回にて、デキル人ってどんな人だろう?という問いかけ
をし、私が普段「 この人デキルな 」と思う点を紹介した。
紹介しようと考えて・・・意外にチョッとした点に、「 デキル人 」だと感じてい
ることに私自身あらためて気が付いた。
デキル人を計る指標などないし、深く付き合えば色々な点が見えてくるから
「デキル」と感じる点も色々と出てくるだろうが、最近ふとしたところでよく感じ
るのが・・・『 気が付く人 』 に対して、「 デキル 」人だな・・・と感じるよう
になった。
この『 気が付く 』『 気が付かない 』というのは、思いのほか重要だ。
例えば、社内に汚れた所を発見しても気が付かない人ばかりの会社は、やっ
ぱりどこか整頓されていない。廊下の電気が切れ掛かっていても直す人がい
ない。などなど・・・気が付いた人が即行動できる姿勢ができている会社は、
やはりそれだけでレベルが高い会社=レベルの高いスタッフが揃ってると言
える。会社はスタッフの集まりであるから、レベルの高いスタッフが増えれば
自ずとレベルの高い会社ということになる。
1人が気が付かなくても、他の誰かが気が付いた時に、直ぐに行動できるか
どうかが大切なところだ。複数の目が常に行き届いているオフィスは、ドンドン
勝手にキレイになっていく。
ある経営コンサルがこんな事を言っていた・・・。
ダメな会社は、他の人がやっている事に対して【 無関心 】な状態が蔓延し
常態化している会社に良く観られる。
つまり、オフィスにごみが落ちていても、誰も無関心。 缶ジュースのごみ箱が
汚れていても、倉庫が雑然としていても、無関心な常態。これを人の体に例え
るととても解り易いと思う。
体の中に汚れが溜まっても、浄化しない。倉庫内(腸内)が雑然としていても
どの細胞も良くしようと働きかけない。目(窓)が汚れていても、涙腺が機能し
ない・・・としたら・・・どうかな?恐らく病気になるのではないだろうか?
そう考えると会社も、社内にいる人の神経がどの程度機能しているか?によ
って、良い会社とダメな会社に分かれて行くのかもしれない。
会社ではないが、毎年若い女性に大人気の、クリスマスイブに泊まりたいホ
テルNo1のホテル。パークハイアット東京のエレベーターに乗ったことがある
だろうか?
ある日、このホテルの41Fにあるレストランで食事をとることになったので、ホ
テルのエレベーターで簡単な実験をしてみた事がある。ここのホテルのエレベ
ーターは3基あり、どれもエレベーター内は鏡面仕上げで、まるで鏡のように
内部はピッカピカに磨いてある。 その内の1基に乗り、そのキレイな鏡面の
ドアの上の方に、私の指紋をチョコンとつけて上に上がった。
数時間後、食事を終えて・・・先程乗ったのと同じエレベーターにて下に降りる
ことにした。するとビックリ、驚いたことに数時間前にかなり高い位置に付けて
おいた私の指紋アトが見事に消えていた・・・正直驚いた。
アトになって聞いてみたら、スタッフが乗り降りする際、全員がポケットにダス
ターを忍ばせており、気が付いた人がサッと拭いているそうだ・・・。
No1になるホテルには、スタッフの神経の行き届いた最高のサービスがある。
きめ細かいサービスは、このホテルのレベルの高さを表していると痛感した実
験だった。
会社や組織のレベルの高さは、そこで働いている人のレベルの高さであること
がこれで理解できる。
先日当社を訪れたベンチャー企業のスタッフの人達は、きめ細かい気遣いが
随所に感じられ、若くてもレベルの高い人達は存在しているのだと再認識する
ことができた。
当社のスタッフはどうだろうか? 自分達のことで皆手一杯という感じが随所に
観られるが、是非、若くてもデキル人を目指して頂きたいと心から願っている。
経営者は、意外と細かいところを観ているものだ・・・。
そう思うと・・・私も他の経営者や取引先の方々とお会いする時は心してかから
なくてはと思えてくる。もしかしたら自分に一番言えることかもしれない。
よし早速私からやることにしよう!! 頑張れ、俺!! いくぞ、俺!!おー!!